SDGs(持続可能な開発目標)とは
Sustainable Development Goalsとは、2015年9月の国連サミットにおいて世界193ヵ国で採択された「世界を変革する(=持続可能なより良い世界を作る)」ための国際目標。2016年~2030年までの15年間で達成することが決意されています。
そのために『17のゴール』と『169のターゲット(具体目標)』が設定されるとともに、地球上の「誰ひとり取り残さない」という重要な理念が宣誓されています。
NEO DINING.では、ケータリングサービスを通じて人々の豊かな食のシーンづくりに貢献するとともに、事業活動の様々な分野で持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
具体的な取り組み
①【脱プラスチック】プラスチック製品の減少に向けて
NEO DINING.ではプラスチック製品の減少化への取り組みを実施しております。プラスチックごみを極力減らせるように陶器のお皿やグラスの対応、また紙製容器を積極的に取り入れるなどを実施しています。
日本で1年間に捨てられるプラスチックごみは約850万トン。そのうち約半分が、レジ袋や食品トレー、ストローなど、一度利用されただけで捨てられてしまうことが多い「容器・包装」で使われているものす。ですから、プラスチックごみを減へらしていくために、包装で使われるプラスチックを減らしていくことは大きな効果かのある取り組みだと考えております。
プラスチック製の容器を全て不使用にできているわけではありませんが、できるところから着実に取り組んでまいります。
お料理の取り皿やお箸等の消耗品も上記のような環境に配慮されたものを使用しております。
②徹底したゴミの分別とリサイクル
今、生産と消費の問題は、世界各地で深刻な問題となっています。
天然資源の物的消費が加速していて、将来的な資源不足が懸念されている状況です。また、生産したものが「ごみ」として捨てられると、大気や水質、土壌の汚染などあらゆる環境問題を招きます。こうした事態を改善するためには、持続可能な消費と生産を実現することが重要です。
NEO DINING.では徹底したゴミの分別と可能な限りのリサイクルを目指しております。
NEO DINING.ではケータリングの現場で発生するごみに関しては徹底した分別と、リサイクル産廃パートナー企業に委託して、お料理の生ごみや、材料の端材などの燃えるゴミは電力にリサイクル、ペットボトルや瓶、缶などは路盤材や鉄骨にリサイクル、プラスチックごみに関してはフラフ燃料等に可能な限りリサイクルできるように運用しております。
③フードロスの減少へ
世界の貧困地域で飢餓が発生している一方で、先進国では食べられる食品が大量に廃棄されているという現状を解消する必要があります。NEO DINING.ではケータリングサービスという「食」に関連したサービスを展開しているため、この課題は重要課題の一つです。ただし、どうしてのフードロスは0にすることは難しいですが、できることを少しづつ実施していくことが重要だと考えています。
対策①完全受注生産だから仕入も提供も無駄なく実施
当社のサービスは完全予約制の受注生産ビジネスモデルです。通常の来店型の飲食店のようにいつ来るか確証がないお客様のために、仕入れも、仕込みも行っても賞味期限切れで廃棄というリスクを抱えていませんのでお客様に提供することなく廃棄するということが起きえません。
完全予約制だからこそ、無駄のない仕入れと仕込みを実施し、また食材も様々なメニューに使用できるようメニュー組みも工夫し、可能限り食品ロスが出ない工夫をしています。
対策②人数に対して少な目のオーダー数も可能
例えば、「80名の参加者に対してお料理の数は60名でお受けする」といったような、実参加者に対して少な目の数量でもご注文を承っております。(他のホテルや結婚式場、ケータリング会社様はNGなケースも多いようです)
「お料理の数量を多く出してこそのケータリングビジネス」という側面もあるかもしれませんが、当社では可能な限りフードロスを少なくするという考えのもと、このようなオーダーも快くお受けしております。
対策③余ったお料理はパック詰めしてお持ち帰り可能に
ケータリング終了時にお料理が余ってしまっていたら、専用のお持ち帰り用パックにお料理を盛り付けなおしてお客様にお持ち帰りをしていただけるサービスを行っております。季節によってはお断りしている場合もありますが基本的には対応可能です。
対策④野菜の端材を廃棄せずに濃縮出汁として料理に使用
当店ではこれまでは廃棄処分されていた野菜の端材(主に大根の皮、人参の皮、キャベツの芯、玉ねぎの根、長ネギの青葉などのまだ食べられる部分)を利用して作った野菜のおいしさがぎゅっと詰まった濃縮出汁を、一部料理のソースに使用するなど積極的に有効活用しています。
この濃縮出汁は栄養価も非常に高く、野菜本来のうまみ詰まったサスティナブルなスープです。
これを料理に使用することで素材のうまみを引き出し、まろやかな味わいになると同時にフードロス減少に寄与する活動として続けています。
対策⑤それでも余ってしまった食材はフードバンクへ寄付
様々な取り組みをしていても例えば季節限定メニュー等や試作などではどうしても食材廃棄は発生してしまいます。そういった食材に関しては定期的にフードバンク横浜へ寄付を行っております。
生活に困難さを抱えていらっしゃるひとり親世帯の方に向けて食品の提供を実施しています。
④フェアトレード認証製品の積極的な取り扱い
フェアトレードは、生産者が美味しいもの・品質の良いものを作り続けていくために、生産者の労働環境と生活水準の向上、自然環境の保護をサポートする、持続可能な生産と取引のしくみです。
開発途上国では、原料が不当に安く買われたり、児童労働や環境破壊が起きている場合があります。国際フェアトレード認証は、適正な価格とプレミアム(奨励金)の支払い、長期的な取引、児童労働の禁止、環境に優しい生産等を基準に定め、生産者の生活改善と自立を支援しています。
国際フェアトレード認証ラベルは、経済・社会・環境の3つの柱を持つ国際フェアトレード基準が守られていることを示しており、NEO DINING.ではこの認証を持つ製品を取り扱う企業との積極的な取引を行っております(コーヒーなど)
④廃油のリサイクル
当店で日々使用される業務用フライヤー。その廃食用油は、長年に渡り専門業者が回収してリサイクル化。油脂として中間処理された後、飼料用・工業用(インク、石鹸等)・燃料用(発電等)原料として再利用されています。
また、ドクターフライという特別な調理機器を導入。味のおいしさの追及はもちろんのこと油の消費量を30%削減し、絶対的な廃油量を減らす取り組みを実施しています。
⑤従業員の残業時間0を目指して
NEO DINING.を運営している(株)NEOFLAG.の働き方は社員のワークライフバランスの充実を一番に考え、「残業ゼロ」を常に目指しています。
また、年次有給休暇の積極的な取得、健康増進活動、定期的な研修制度や完全フレックスタイム制度などを導入。
誰もが自分らしく、責任を持って、健やかに仕事で貢献できるようこれからも制度改革に取り組んでまいります。
現在、当社では最繁忙期の12月、3月、4月でも月間平均残業時間は10時間以内で管理されています。
⑥子育て中の働くママさんが活躍
SDGsが掲げる17の目標のうち、5はジェンダーに関するもので、「ジェンダーの平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを行う」という目標が設定されています。
(株)NEOFLAG.では全従業員の70%以上が女性で構成。ケータリングNEO DINING.の製造部門では主に子育て中の働くママさんで占められ、「子供の突発的な体調不良」「子供の長期休み」「子供の学校行事」なども気兼ねなくお休みいただけるような環境を会社として積極的に作っており有給休暇取得率100%を目指しています。
ウェディングサービス、イベントサービス、ケータリングサービスと当社ではあらゆ事業に女性が活躍しています。
⑦配送の効率化で二酸化炭素の排出量の軽減へ
ケータリング、デリバリー領域において切っても切り離せないものとしては「配送」が挙げられます。
気候変動への対策として「脱炭素社会」を目指すこともSDGsの目標のひとつです。
二酸化炭素の排出量を抑えられると地球温暖化の抑止に繋がるため、さまざまな施策が考えられています。
当社の配送領域としては、エコドライブ運転(急なアクセルやブレーキの使用を控えること)を推奨することや配送ルートの効率化を進めることによって無駄な配車組が発生し効率的な配送を実施することで、二酸化炭素の排出減少を目指しています。
また、繰り返し使える運搬用保冷バックを多数使用することで、梱包資材の減少化も進めています。
以上、小さいことではありますが、当社はこれからも社会に貢献できる企業を目指し、SDGsへ取り組んでまいります。